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研究教育職域会

令和2年度 青森県栄養士会 研究教育職域会 研修会

日時:令和3年3月7日(日)13:30~15:10
ウェブ会議サービス Microsoft Teams を用いたオンラインセミナー
         【青森会場】青森県立保健大学 教育研究C棟大講義室(N2 教室)
         【弘前会場】東北女子大学 大会議室
 
<講演>
 今年度の研修会では、講師に弘前大学医学部心理支援科学科 准教授 松田 侑子 先生をお迎えし、「栄養士・管理栄養士養成課程におけるキャリア支援~他の専門職との比較から考える~」というテーマで、オンラインセミナーにてご講演いただきました。また、サテライト会場として、換気等のコロナウイルス対策を行った上で、青森会場と弘前会場を用意しました。全参加者数は 33 名、そのうち青森会場 5 名、弘前会場 5 名、オンライン 23名での実施となりました。
 ご講演の中では、多職種の例も含め、管理栄養士もしくは栄養士を目指している学生及び実際に管理栄養士・栄養士として働いている卒業生の事例を基に問題点を 4 つのポイントに絞ってわかりやすく、説明していただきました。中でも、アサーションスキルの未熟さ(コミュニケーション・相談ができない)については、会場から「どのような教育方法があるか」との問いに、演習方法や書籍の紹介をしていただき、大変参考になりました。管理栄養士・栄養士は専門職であり、その専門職アイデンティティを学生時代に形成していく過程が大切であることが改めて分かりました。
 今回の研修会では、管理栄養士・栄養士を目指す学生やその夢を叶えた卒業生のキャリア形成に対する教員からのサポートの仕方について考えを深める良い機会となりました。

令和元年度 青森県栄養士会 研究教育職域会 研修会

日時:令和2年2月16日(日)13:40~16:10
会場:東奥日報新町ビル 3階 New’ s ホール
 
<シンポジウム>
 今年度の研修会では、「管理栄養士・栄養士養成校の教員だからできる栄養改善活動~栄養でもっと健康に、そして持続可能なものへ~」をテーマにシンポジウムを行いました。
基調講演では、青森中央短期大学 学長 久保薫先生に「地方創生と地元高等教育機関の役割」というテーマでご講演きただきました。少子化が進むなか、県内養成校が一丸となって、管理栄養士・栄養士になりたい子どもを増やし、さらに養成校ごとの独自性を出していくことが必要であるとお話頂きました。
 また、養成校の取り組み紹介として各養成校の5名の先生方にご講演いただきました。東北栄養専門学校 教諭 岡本由美子先生 「食育活動を通じて学ぶ」では、幼児を対象とした学生による食育活動の実践の紹介、東北女子短期大学 講師 安田智子先生 「若い世代が若い次の世代に郷土料理を伝承する取り組み」では、青森県の郷土料理の伝承活動の紹介、青森中央短期大学 講師 森山洋美先生 「ヘルスコミュニケーションを用いた食育活動の展開事業」では、地域高齢者を対象としたフレイル予防講座とカフェテリアにおけるスマートミール認証の取り組み紹介、東北女子大学 教授 妹尾良子先生 「献立作成から始める地域の食育~Active cookで健康づくり~」では、健康づくりを意識した食事スタイルActive cookの活用の紹介、青森県立保健大学 助教 小山達也先生 「青森県民のヘルスリテラシー向上を目指して」では、地域伝統食品の栄養成分分析や公衆栄養インターンシップの実施の紹介等についてご講演いただきました。講演後のパネルディスカッションでは、地域活動における参加者の募り方やそれぞれの活動のエピソードも交えながら質問や感想などの意見交換が行われました。
各養成校の取り組みを共有し、新たな活動の創出と活動意欲の向上やさらなる健康増進活動へ繋げるため、考えを深める良い機会となりました。

平成30年度 青森県栄養士会 研究教育職域会 研修会

日時:平成31年2月17日(日)14:00~17:00
会場:リンクモア平安閣市民ホール
 
<講演>
 今年度の研修会では、講師に女子栄養大学 栄養学部 教授 武見ゆかり先生をお迎えし、「健康・栄養対策の課題と現実~管理栄養士・栄養士養成校の責務は?」というテーマで、ご講演いただきました。健康日本21(第二次)で、重要な政策として掲げられている「健康寿命の延伸」において、認知症ややせの問題へのポピュレーションアプローチも必要になっていることや、リスク低減のポイントは適正な量(適正体重を保つこと)や適正な質の食事(栄養バランスや減塩)であることについて、エビデンスを用いてわかりやすくご説明いただきました。成果を上げる対策を考える際の参考として、イギリスの減塩戦略の成功事例を伺うことができました。その事例では、食塩の摂取源を食品群別にみるのではなく、家庭調理か加工食品かという視点で分類して分析することで、食塩の摂取源の8割を占める食品企業を特定し、企業とともに食塩量を長期にわたって少しずつ減らすことに成功していました。
 健康寿命の延伸において、個人、家庭への食育と食環境整備の両方が必要であることとその取り組み方についてご講演いただき、本県の健康・栄養課題解決につなげるためのアプローチの仕方について考えを深める良い機会となりました。

協議会の紹介

 会員は研究機関、大学、企業の研究室で調査、実験、品質管理、商品開発等を行う者、管理栄養士・栄養士養成施設における教育担当者、および調理師、介護福祉士、看護師等の養成機関で栄養学、食品学について教育する者です。

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